取扱いメーカー

導体

銅を基本として、アルミニウムやアルミニウムに銅をかぶせたカッパークラッドアルミニウムなど様々な導体の上に被覆が可能です。

銅(Cu) Copper

説明

純度99.96%以上の電気機器巻線用軟銅線です。用途により無酸素銅、銀入り銅など様々なバリエーションがあります。

特長

加工性に優れ一般的に広くマグネットワイヤの導体として使われております。
用途
一般コイル用導体、オーディオ用コイル導体(無酸素銅)、細線コイル用導体(銀入り銅)
製造可能範囲
0.09~0.70mm

カッパークラッドアルミニウム(CA) Copper Clad Aluminum

説明

アルミニウム(A1070)の上に銅をかぶせた導体です。面積比でアルミ85:銅15が一般的です。

特長

最外層は銅で出来ているので銅と同じ半田特性があります。アルミ線よりも加工性に優れています。製品の軽量化に効果を発揮します。
用途
空芯コイル、ボイスコイル、ピックアップコイル等
製造可能範囲
0.12~0.80mm

アルミニウム(AL) Aluminum 

説明

比重が銅8.89に比べ2.7と約30%となり製品の軽量化を図れます。一般的にはA1070ですが用途に応じて他の品番のアルミも提供できます。

特長

導電率が61%以上あり、銅線と比べ同一抵抗下で重量を半減できます。
用途
ボイスコイル、モーターコイル
製造可能範囲
0.12~0.80mm

銅、アルミ、15%CAの特性比較

特性項目

銅(Cu)

カッパークラッドアルミ
 15%CA

アルミニウム
(AL)

銅面積比(%)

 100

 15

0

銅質量比(%)

 100

 36.8

0

比重

 8.89

 3.63

2.70

導電率(%)

 100

 67

62

引っ張り強さ(N/m㎡)

215264

98137

68107

黄銅(BS)、丹銅(RBS) Brass, Tombac

説明

銅と亜鉛の合金です。亜鉛の含有率が20%未満が丹銅、20%以上が黄銅と呼ばれます。

特長

銅よりも引っ張り強度が強く、直進性に優れています。

用途

インジェクターコイル

製造可能範囲

0.09~0.60mm

銅被覆鋼線(30%CP,40%CP)Copper Clad Steel

説明

鋼線の上に銅を被覆した線材です。

特長

最外層は銅のため銅と同じ半田特性があります。また、銅よりも強度があり細くて直進性を求める用途の線材として使われております。

用途

各種センサー

製造可能範囲

0.09~0.60mm

ステンレス(SUS) Stainless Steel

説明

錆にくくするため、ニッケルやクロムを含ませた合金鋼です。

特長

堅く腐食に強い線材です。黄銅、CP同様直進性が求められる用途で使用されます。

用途

各種センサー

製造可能範囲

0.09~0.60mm

各種抵抗線(銅ニッケル(CN),ニクロム(NCH)等)

説明

銅、ニッケル合金(CN)ニッケル、クロム合金(NCH)です。他にも鉄クロム合金などがあり含有率により数種類ラインアップされています。

特長

体積抵抗率、抵抗の温度係数などにより最適な線材を選択可能です。

用途

発熱用電線、ヒーター線として主に使われます。 

製造可能範囲

0.09~0.60mm

銀(AG) Silver

説明

電気伝導率、熱伝導率はいずれも金属中最大です。

特長

導体としては高価ですが導電率が高いのが特長です。

用途

音響用、高効率コイル

製造可能範囲

0.09~0.70mm

 

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