ニッケル覆銅導体シリカガラス編組電線 TN430 最高使用温度:400℃
TN430は耐熱性、耐食性に優れ、かつ柔軟性をもったニッケル覆銅導体にガラス・マイカ・ポリイミド複合テープを巻き、シリカガラス繊維で被覆した耐熱電線です。 絶縁体には絶縁特性の優れているポリイミド塗料(茶褐色)を塗布しています。
TN430は二宮電線工業の規格品です。
最高使用温度:400℃
ニッケル覆銅導体の特徴
•導体抵抗がニッケル導体の約1/4であるため、同一の許容電流値で細線化・軽量化をはかれます。
•ニッケル導体より柔軟なため、加工や配線が容易にできます。
•従来のニッケルメッキ1~5μmに対して、20~30倍の厚みをもっています。
(ニッケルと銅の面積比は約28:72)
•表面がニッケルのため腐食に対して銅線より抵抗力があります。
•導電率は高温使用により経時変化しますが、400℃3年連続使用で約60%を維持します。
用途
特に耐熱性や耐食性が要求される電熱器などの口出し線や高温機器の配線などに使用されます。